部屋のレイアウト|広さ別の家具配置

部屋のレイアウト:広さから決める家具の置き方

部屋のレイアウトは、部屋の実寸から家具の幅を引き、残った寸法が通路の60cm以上あるかどうかで決まります。

広さ別の部屋を同じ縮尺で並べた図。
広さ別のレイアウト:まず面積を比べる。面積が3倍になっても、置ける家具の種類は3倍にはならない。

この順番を逆にすると、家具が届いてから通れないことに気づきます。江戸間の6畳は2.64m × 3.52m、面積にして9.29m²です。ここに幅120cmのセミダブルベッドを壁に沿って置くと、短辺2.64mのうち残るのは1.44m。その1.44mから通路の60cmを引いた84cmが、向かい側に置ける家具の奥行きの上限になります。奥行き60cmのデスクなら入り、奥行き90cmの棚は通路を54cmまで削るので入りません。レイアウトの判断は、この引き算だけで付きます。

レイアウトを決める順番は、測る、引く、残すの3工程です

測る、引く、残すの3工程を、この順で進めます。何から始めるか迷ったときも、最初は必ず実測です。

  1. 測る:部屋の内寸を、壁から壁まで測ります。畳数の表示ではなく、メジャーの数字を使います。
  2. 引く:置く家具の幅と奥行きを、大きいものから順に引きます。ベッド、テーブル、収納の順です。
  3. 残す:残った寸法が通路として成立するかを確認します。一人が通るなら60cm、二人がすれ違うなら90cmです。

レイアウトのシミュレーションアプリやWebアプリ、シミュレーターを使う場合も、入力するのは同じ3つの数字です。アプリが答えを出すのではなく、実寸を入れた結果が答えになります。レイアウトがうまくいかない、決まらないという状態のほとんどは、1番目の実測を飛ばして3番目の見た目から考えたときに起きます。ウォールナットのような色の呼び名、ナチュラルやジャパンディのようなスタイルの名前は、寸法が決まったあとに選ぶものです。

「6畳」は一つの広さではありません

6畳と書かれた部屋の面積は、規格によって8.67m²から10.94m²まで変わります。1畳の実寸が、京間で1.91m × 0.955m、中京間で1.82m × 0.91m、江戸間で1.76m × 0.88m、団地間で1.70m × 0.85mと4通りあるためです。不動産広告の畳数表記には、地域によって最大およそ26%の面積差があります。

このサイトは、関東と全国の賃貸で標準的な江戸間を既定として計算し、畳数を書くときは必ず規格の名前を添えます。同じ「6畳」でも、京間なら2.865m × 3.82m、江戸間なら2.64m × 3.52mで、短辺だけで22.5cm違います。この22.5cmは、ベッドの横を通れるかどうかがそのまま入れ替わる差です。規格ごとの実寸は「6畳」は一つの広さではない:京間・中京間・江戸間の実寸で扱っています。

通路幅は60cm、90cm、75cmの3つで足ります

通路幅は、住まいの中では3つの数字を覚えれば足ります。大人1人が通るには600mm、つまり60cm以上。物を持って歩くなら75cm以上。大人2人がすれ違うには、片方が横を向いて90cmです。家具と家具の間は最低60cm、目安は60cmから90cm、余裕を見るなら75cm以上とされています。

ダイニングだけは別の数字が要ります。テーブルの縁から75cmあれば、椅子を引いても壁に当たらず、後ろを横歩きで通れます。座っている人の後ろをまっすぐ歩くには90cmです。テーブルに向かう一人分の占有は、幅60cm × 奥行40cm。4人が向かい合うなら、天板は幅120cm × 奥行80cmが下限になります。

広さ別の部屋を同じ縮尺で並べた図。
広さ別のレイアウト:まず面積を比べる。面積が3倍になっても、置ける家具の種類は3倍にはならない。

広さ別に、江戸間で何が入るか

江戸間の各サイズの実寸と、幅120cmのセミダブルを壁付けしたあとに残る帯の寸法は次のとおりです。残りから通路の60cmを引いた値が、向かい側に置ける家具の奥行きの上限になります。

広さ(江戸間)実寸面積ベッド幅120cmを引いた残り家具の奥行き上限
4.5畳2.64m × 2.64m6.97m²1.44m84cm
6畳2.64m × 3.52m9.29m²1.44m84cm
8畳3.52m × 3.52m12.39m²2.32m172cm
10畳3.52m × 4.40m15.49m²2.32m172cm
12畳3.52m × 5.28m18.59m²2.32m172cm

4.5畳と6畳で残る帯は、どちらも1.44mで同じです。違うのは長さで、6畳のほうが0.88m長く、その分だけ足元にまとまった床が残ります。6畳と8畳の間には短辺で0.88m、面積で3.10m²の差があり、ここで家具の奥行き上限が84cmから172cmに跳ねます。寸法ごとの入れ方は6畳のレイアウト:2.73m×3.64mに何が入るかをはじめとする各サイズのページで扱います。ベッドの幅はシングル97cm、セミダブル120cm、ダブル140cm、クイーン160cm、キング180cmで、長さはいずれも約195cmです。

縦長と正方形で、置き方はどう変わるか

縦長の部屋か正方形に近い部屋かは、短辺と長辺の比で決まります。江戸間では6畳が1:1.33、10畳が1:1.25、12畳が1:1.5で、正方形になるのは8畳の3.52m四方だけです。「正方形 部屋 レイアウト 6畳」で探しても、江戸間の6畳は長方形にしかなりません。

縦長リビングやワンルームでは、長辺方向に通路が一本通ると部屋が廊下になります。これを避けるには、ソファの背や収納棚を長辺の途中に直角に差し込み、長さを2つに切ります。テレビの位置は、切った先のゾーンの短辺側に寄せると、視線が長辺を横切らずに済みます。クローゼットの前は扉が開く分だけ床を空け、家具の側面をそこに寄せません。ロフト付きの部屋では、ベッドを上に逃がした分だけ床の1.44mや2.32mの帯がまるごと使えるようになります。

Where to go next